空き家ネット創設の経緯

　空き家ネットは、（非営利型）一般社団法人宗教者支援協会が運営する空き家マッチングサイトです。従来の空き家バンクや、不動産業者が営利を目的とした検索サービスとは異なり、慈善活動に焦点を当てた不動産検索サービスをご提供しています。
　遊休不動産の所有者様と、慈善利用拠点を探している方を結びつけることで、遊休不動産を地域社会貢献のために活用していただけるようご支援しています。
　所有者の皆様、例えば次のようなお気持ちをお持ちではありませんか？

（所有者様：こんなことはありませんか？）
〇地域に貢献する事業に遊休不動産を活用してほしいという想いをお持ちの方。
〇認知症の親が施設に入居しており、売却が難しいため売却までの遊休期間、地域の慈善活動に活用してもらいたい
〇会社の社有地の一部を被災地支援の拠点として提供したいと考えている
〇不動産業者に数年間売却を依頼しているが買い手が決まらず、どうせなら被災地支援に貢献したい
〇お孫さんがお世話になっている児童館に空き地を寄付したい

（拠点を探している方）
〇能登半島の被災地支援物資運送のための運送拠点や、災害ボランティアが寝泊まり出来る拠点を探している
〇寺院や教会で、子育て支援活動の拠点となる場所を探しているが非営利慈善事業のため資金も乏しく、市場に出ている高額な賃料に困っている
〇障害者支援活動をNPO団体で行っているがアクセスの悪い場所での活動に課題を感じている
〇宗教法人格で、生活困窮者の生活支援をしているが行政等の空き家バンクの利用を断られた

　一般社団法人宗教者支援協会とは、地域の人々を宗教者が支援することを目的に専門家を中心に設立された非営利の社団法人です。
　超宗派の専門家集団が、多岐にわたる支援活動を行う団体で、空き家を貸したり売ったり寄付をする際には、所有者側の税金（贈与税、取得税等）や相続助言、不動産取引についてのサポートを行うとともに、慈善団体側とのマッチングも支援しています。
　空き家ネットの設立は、ある宗教者が能登半島の被災地支援のための拠点不足を嘆いたことから始まりました。
　被災地支援には多くのボランティアが参加しますが、持続的な支援を実現するには多様な善意が必要です。
　その一環として、空き家を活用し地域社会のための慈善活動を推進するため、このサイトが一般社団法人宗教者支援協会からの依頼を受けてグループ会社の支援で創設されました。 令和６年７月に公開されたばかりのこのサイトは、まだ物件数が少ないかもしれませんが、被災地支援に限らず、あらゆる善き活動に役立てていただきたいと願っています。
　所有者の皆様には、相続や後見、法税務などに関するサポートを通じて、安心して空き家を活用していただけるよう努めますので、どうぞお気軽に皆様の善意をご相談ください。
　さらに、空き家を借りたり、買われたい方は、ぜひ希望登録をお願いします。
　どのような慈善活動に利用したいか、その想いを公開していただくことで、その想いが物件の所有者様に届くかもしれません。
空き家ネットは、新たな社会貢献に挑戦する場です。
　我々は、人々が助け合い、心を繋ぐことで、より良い社会を築いていくことを信じています。あなたの善意と私たちの支援が共に、多くの人々にとっての希望となりますように。